原稿 manuscript note 2004 7 15
よく知人から、こんな指摘を受けます。
「毎回、毎回、よく原稿が書けるものだ」
これは、少し違います。
原稿は書きためておいて、時期が来たら、ホームページに掲載するという方式です。
「新聞や雑誌が書いたから、もう解禁かな」と思って、掲載するのです。
どうして、そんなことをしているかというと、
過去の嫌な経験があるからです。
昨年の3月(2003年当時)、イラク戦争が始まった頃に、
「イラク、泥沼へ」と書いたところ、
あちこちから非難の声がありました。
そういうわけで、こうした迫害を避けるために、
あまり先のことは書かないで、最近のことばかり書くことにしたのです。
世界の動き 2003/2/20
「兵は死地なり」(史記)
戦いとは、生死をかけた場である。
戦国時代、趙の名将だった趙奢(ちょうしゃ)が、
理論だけで戦争を考えている息子の趙括(ちょうかつ)を叱った言葉。
父の亡き後、趙括は、陸の大国と戦い、
40万人の兵を失うことになった。
参考文献 中国名言便覧 大島晃 編 三省堂
室町幕府の崩壊後は 2003/3/24
アメリカ軍は、軍事的に勝利する場合もあるかもしれないが、
戦後イラクを、どう統治するか、絵が描けていない。
イラク国内には、
クルド人勢力、イスラム教シーア派、スンニ派、
さらに、各部族の群雄割拠。
まるで、室町幕府が弱体化した後の「日本の歴史」を見るようだ。
これを統治するには、「第二のフセイン」を作るしかない。
「第二のフセイン」が嫌なら、アメリカ軍が長期支配するしかない。